鰹節の削り方

鰹節の向き

鰹節には目があります。逆向きに削ると粉になってしまいます。
削り器の刃を自分の方に向け、頭側から削ります。鰹節の頭の方から削っていきますが、
このときに頭部の斜めの部分を台座にあてがうと、尾側が斜め上に向いた状態となり、力を入れやすく
また、小さくなっても削りやすくなります。先の細かい方は粉になりやすいですが、
粉も美味しいですので、お味噌汁やごはんなどに振りかえてお召し上がりください。
粉の出が多い場合は、刃の調整も必要です。

手順

①かつお節のカビをとる

必要な分だけ削る場合は、かつお節のまわりのカビをキッチンペーパーか乾いた布などでふき取ってください。

1本全部削る場合は、カビを洗い落して、水気を取り除いてください。

②ふきんでふき取り削る

カビをふき取ったら、鰹節のカド部や腹皮部分、下半分の皮の付いている所が見て取れますので、
包丁でざっと削ります。

③削る前に(必要な分だけ削る場合)
きれいに削るために、かつお節をラップにくるみ電子レンジに30~1分
かつお節が暖かくなる程度にかけます。

電子レンジ以外の場合は、濡らしたペーパータオルをまき、アルミホイルで包み
直火の弱火で焦がさないように火を通します。

④削る前に(1本全部削る場合)
1度にかつお節を全部削る場合は蒸籠で30分以上蒸します。

⑤保存方法
使い終わったら陰干ししたのち、冷蔵庫で保存します。

⑥削り方
かつお節の頭の方から削っていきますが、このときに頭部の斜めの部分を台座にあてがうと、
尾側が斜め上に向いた状態になり、力を入れやすく、また小さくなっても握りやすくなります。

※かつお節を、毎日おいしく削るためには、削り器の調整も大切です。
刃先の調整は、頭の部分をたたくと刃先が下がり、底の部分をたたくと刃先があがります。
新聞紙1枚分ぐらい刃先が出るように調整してください。