助けとなった「かつおぶし」
大学を卒業してから新卒で入った会社では法人営業をしていました。
朝ごはんは新聞と一緒にコンビニで買うヨーグルト。お昼は営業先で食べたり食べなかったり。
夕飯は営業帰りに大好きなパンを買い、一口サイズにカットしてもらって、それをデスクで頬張りながら、日中にきたメールの処理をする。そんな生活を送っていました。
そんな私も妊娠して、口にするものがお腹の赤ちゃんに影響するんだと意識をし、少し良いものを選んで食べるように。
そして赤ちゃんが生まれ、赤ちゃんが離乳食を食べる頃にはさらに食材に興味が湧いてきました。
思うように離乳食が進まず悩んだことも。
そんな時に助けとなったのが「かつおぶし」でした。
子どももよくわかっていて、旨味を鰹節で足してあげるだけでどんどん食べる!野菜もお肉も、ご飯も。
とても嬉しくほっとしたのを覚えています。
それからずっと鰹節は欠かさずストックしてあるわけですが、これが実は本当に便利。
子ども用のご飯だけでなく、大人のご飯もなんだか味が締まらないなという時に、鰹節で旨味を足してあげると何となくまとまってくるので不思議。
現在子どもは3歳、6歳、9歳となりましたが、今でも鰹節が大好き。
おにぎりには必ず鰹節です。
今回は鰹節を使ったパンをご紹介します。
これも我が家では定番。
粉そのものの旨味に追加して、鰹節の旨味が加わるのでそのままでも美味しいです。
使う道具は保存容器、スプーン、ゴムベラとトースターかフライパン。
家にある道具で簡単に焼くことができるパンです。
今回はふわっと焼いて、離乳食が進まないお子様にはそのまま、ガッツリ食べたい大人の方へはアレンジをご紹介します。ぜひ親子で楽しんでほしいです。
吉永麻衣子
簡単おうちパン研究家
1981年生まれ。兵庫県宝塚市出身。結婚を機にパンの世界へ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げ等経験し、自宅にてパン教室をスタート。忙しいママも毎日焼けるパンが好評に。現在は、外部での講師、企業とのレシピ開発、雑誌へのレシピ提供、書籍の出版、コラムの執筆等、幅広く活動。自身もパパとかわいい3男児と5人家族。